クイーンズギャンビット最後の試合の意味は？最終話解説とネタバレ！

Netflixドラマ『クイーンズギャンビット』の、強敵ボルゴフとの最後の試合を解説します。

全話を通して最後の試合にどういう意味があったのか、自分なりに解釈・考察したのでご紹介します。

また、最終話第７話をネタバレ交えて解説するので、ぜひご覧ください！

クイーンズギャンビット最後の試合を解説！

オープニングはクイーンズギャンビット！

これまでハリーやベニー、パリでのボルゴフとの対局で、ベスは〝シシリアンディフェンス〟を指していました。

シシリアンディフェンスは、孤児院の用務員シャイベルから習いましたね。シシリアンディフェンスとは、

シシリアン・ディフェンス (Sicilian Defence) は、チェスのオープニングの1つ。1. e4で始まるゲームで2020年現在最もよく指されている定跡である

シシリアン・ディフェンス – Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シシリアン・ディフェンス

シシリアンディフェンスは、よく指される定跡のようです。e4とは、チェス盤のマスの位置のことですね。

そして、モスクワでの最後の試合ボルゴフとの対局で、ベスはシシリアンディフェンスではなく、〝クイーンズギャンビット〟を指しました。

クイーンズギャンビットとは、

クイーンズ・ギャンビット（Queen’s Gambit）は、チェスのオープニングの1つ。（中略）1．d4　d5　2．c4となった形がクイーンズ・ギャンビットの基本形である。

クイーンズ・ギャンビット – Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/クイーンズ・ギャンビット

白（先手）がd4にポーン、黒（後手）がd5にポーンを指す。次に白がc4にポーンを指すオープニングをクイーンズギャンビットと呼びます。

タイトルにもなっているため、最後の試合ではクイーンズギャンビットを指さなければならない場面だったのでしょう。

プロポーションによりクイーンに昇格！

最終局面、ボルゴフはドローオファー（引き分けの提案）をするもベスは拒否します。

ベスの一手によりポーンがクイーンにプロポーション（ポーンが一番奥に進むとキング以外に昇格することができる）します。

そして、ベスは勝利しました。薬に頼らず天井にチェス盤を思い浮かべるシーンは、圧巻でしたね。

〝クイーンに昇格する〟という意味は、ベスがクイーン（女王）になる、つまり勝利するという隠喩なんでしょう。

また、ポーンがクイーンに昇格するためには7マス必要なので、全7エピソードなのではないでしょうか。

最後の試合の意味は？

このように二つの伏線がありました。つまり、最後の試合の意味は、

• タイトル通り〝クイーンズギャンビット〟で始まる
• クイーン（女王）になる、勝利する

作中でも解説は少なかったですが、最後の試合にはこのような意味があると解釈してみました。

クイーンズギャンビット最終話解説とネタバレ！

第６話では、翌日にボルゴフとの対局を控えるも、夜にクレオの誘惑により酒を浴びるほど飲んでしまうベス。

そして当日、ベスは寝坊しボルゴフとの対局に遅れてしまいました。二日酔いにより頭が回らないためか自ら投了、完敗のベスでした。

最終話の第７話は、ベスにチェスを教えた孤児院の用務員シャイベルが亡くなったと旧友ジョリーンから伝えらたところから始まります。

ボルゴフの敗れたベスは、シャイベルの想いやジョリーンの資金援助により再びボルゴフと対局することを決意しました。

最後の試合ボルゴフとの対局は、長期戦になり中断し翌日に持ち越されました。

ベスが思いを寄せていたタウンズと再会。さらにベニーやハリーから電話がありボルゴフの対策を検討をします。

一度どん底に落ち酒に溺れるも、これまでに出会った仲間達の助けもあり、ボルゴフに勝ちましたね。王道なストーリーだが、多くの方が感動したでしょう。

白のクイーンを彷彿とする衣装を着て、モスクワの町を歩くベス。屋外でチェスをする老人と対局する場面で終わりを迎えました。

関連記事：クイーンズギャンビット最後の老人は何者？ラストシーン解説！

まとめ

クイーンズギャンビット最後の試合の意味を、以下のように解釈しました。

• タイトル通り〝クイーンズギャンビット〟で始まる
• クイーン（女王）になる、勝利する

また、最終話をネタバレ交えて解説しました。

以上、クイーンズギャンビット最後の試合の意味は？最終話解説とネタバレ！でした！